どんな生き方をしたいかを考え、小さな家を建てる技術を育む / workshop #08

2015年11月29日(日曜日)・ワークショップ8日目

2日目の早朝。朝日が昇るより前に目が醒めた。火照った身体を冷やそうと外に出た。昨日の黒岩さんのお話を思い出しながら、薄暗い群青色の空と山々を背に歩いていた。「身の回りに既にあるもの」、を受け入れ、活かしてゆく。さんさんと降り注ぐ太陽の光や、大地を潤す雨。小さな畑で少しの野菜育て、木々といろんな生物に囲まれながら、のんびりと。消費するだけではなく少し生み出したり、自然から少しお借りしたり。いろいろな助けや力を周りから僅かに借りながら、生きられたら…。

私は根源的に、まさしく、そんな生活に憧れていた。だからだろうか、お話しをお聞きした時には、ガツーンって、心に響いた。竹内さんを始め、四井さんのお話もしかり、黒岩さんの話もしかり、自分の考えや常識なんていうものは、どっかにぶっとんでしまう。「僕はどういう生き方したいのかな?」ぼーっと、はたらいていたからか、当たり前で重要な事も考えていなかった。一歩立ち止まって、考えるきっかけがあって本当によかった。気が付くと、陽は昇り、身体は十分冷えきっていた。そして、お腹もすいた。朝食と昼食を楽しみに、上着を羽織りながら帰路へ着いた。

DSC_6008

さて。黒岩さんの座学から一夜明け、我らがタイニーハウスにも窓を付ける作業に入りました。3チームに分かれ、窓の位置や大きさ、どういう風に付けるかを議論のち、発表を行いました。この日のために、竹内さんが発注してくださった木製の窓を、側面に大小含め三か所。和風っぽさを出すために、古材の格子窓を一か所。キッチン側に、古材の茶色い波模様のガラス一か所、と決まり、各々の班に分かれ作業に入っていきました。回を重ねるごとに、皆々様方インパクトドライバーや丸鋸を持つ姿が様になってきました。始めの頃の緊張した面持ちから、打って変わって作業の一つ一つが楽しみながら行ってゆくようにも見受けられました。キッチン側は、新田さんチーム。木枠を作り、所定の場所にはめ込んで、素敵な押戸が完成しておりました!内側から見ると、ちょっとした調味料が置けそうな窓に仕上がってました。

DSC_6080

側面側は、本間さんチームとあつさんチーム。カッチョイイ木製窓をはめ込むため、一面のコンパネを外し、大改造を行い、ここも素敵な窓が付きました!!ほぼ直角までスライドする窓は、開放感もあり風通りもよさそうでした。わたくしたちの班は、今回の作業では完成させることはできませんでした。格子窓を引き戸にすべく、木枠を作成した後、コンパネを外さず木枠をはめ込みました。ほかの班とは違い、そのまま丸鋸でスパッとはめ込む場所を切り取ってました。うーむ、完成させたかった…。ワークショップもついに半分過ぎてしまいました。どんな生き方をしていきたいかを考え、小さな家を建てる為の技術を育む。知り合った仲間と共に、昇華してゆくこの空間は掛け替えのない時間。皆さんは最終回にはどういう生き方を目指して進んでいくのでしょうか。楽しみで仕方がありません。

文:細井陽介
写真:三枝ナオミチ
映像:Ben Matsunaga
講師:新田和典 安崎勝人 本間広基 佐藤篤 川端やす