ボーッと見ていると分かったつもりになりそうだなぁ / workshop #10

2015年12月27日(日曜日)・ワークショップ 10日目

「どれくらい蒸かすかな~」「隠語でいいんですよね、隠語で」
※ ふかす ‥‥ 仕上げ面を揃えるためなどの理由で、構造体から一定の厚さを膨らませること。
※ いんご ‥‥ 1寸5分(45ミリ)

2日目は主に3つのパートに分かれて平行作業しました。この日も宿でいただくいつもの健康的な朝食を燃料に、ジャンクなお菓子を添加剤としてエンジンスタートです。(ちなみにお昼はカラアゲ&ピラフで満タン給油)
まず窓。透湿防水シートを貼った壁穴に、完成時の外壁面の高さに合わせて位置決めします。防水テープ、さらに木枠を重ねると機能性も見た目もらしくなってきました。後部の大きなスライド窓は傾かないように慎重に取り付け。一度仮固定して寸法を修正したりと、手間もかかった分、仕上がりには「カッコイイ!」の声が上がりました。今回はいろんなタイプの窓が全面に付いているのでとても大変、いや、とても勉強になります。

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そしてドア。窓付き、断熱材も入った分厚く存在感のあるドアが出来上がると思わず拍手。廃材の味もあっていい雰囲気です。外観面の板貼りは、隙間が開かないように溝掘り用の電動工具(今回、各パートで大活躍)で切り欠いて重ねます。同じような用途でルーターとかトリマーというのもあるらしい。(便利な道具が次々登場するけど、どこまで揃えるか悩みどころだなぁ…。)最後に外壁。軒裏に板を貼ったり、外壁を固定するための下地材を用意したり。タイヤまわりもフェンダーの形状に合わせた枠ができましたが、ここで時間切れ。一日が早い!作業の終わりにこれまたいつもの“ジャンクじゃない差し入れおやつ”をいただいて解散。よいお年を~!

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今回は、現物合わせでミリ単位の調整作業が多かった印象。多分このあたりを丁寧にやらないと、仕上がりが素人工事な感じになったり、雨漏りに悩まされたりするんだろうなと。天然素材は均一ではないからズレをうまく収めていくことも必要で、図面を頭に入れつつ現状に合わせて効率的に対応していけるかどうかが作業時間に影響しそうな気がしました。あと、トレーラーに載るだけに、間違っても幅2.5mをはみ出さないようにというのが通常の家と違って気を使うところですね。

一日の作業を通して感じていたのは、これは、ボーッと見ていると分かったつもりになりそうだなということ。助手席で一通り運転を見てできそうな気になって、いざ公道に出たら、え~と、どうするんだっけ?となるみたいな。一番いいのは、事前に自分でどう製作するか具体的に工程を想像してみて、わからなかったところをワークショップで確認する、ということなんでしょうけど。昔からニガテな予習と復習…。気がつけばこのワークショップも後半へ。マイインパクトドライバーを持ってくる人がいたり、タイニーハウスを建てたい土地や田舎暮らしについて調べている人、パーマカルチャー講座を受けることにした人、そしてエクセルギーモデルハウスの見学会が計画されたりと、それぞれで具体的な行動が始まりつつあるのを感じた第5回でした。

文:大野隆志
写真:三枝ナオミチ
映像:Ben Matsunaga
講師:新田和典 安崎勝人 本間広基 佐藤篤