何か人間の原点に立ち返るというか、そんな気がします / workshop #12

2016年1月24日(日曜日)・ワークショップ 12日目

午前中は実際にタイニーハウスに住んでいるお二方に話を伺いました。「欲しい未来はつくる」をコンセプトにgreenz.jpを立ち上げた鈴木菜央さん。greenz.jpはより良い社会をつくるしくみ(ソーシャルデザイン)を考えるウェブマガジンです。実際に動き出した人達のインタビューを通し、私達に何ができるのかヒントを与えてくれます。菜央さん自身、家族をないがしろにしたり、健康を損ねたりする生活を見直す時期がありました。

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忙しく働かなくてもよくて、支出も、将来の不安も少なくなって、遊びや学びも取り入れて、暮らすことができないか。そこで行き着いたのがタイニーハウスだったのです。そして、住みたい場所と家がなかなか一致しなかったりしますが、車輪付きの家なら問題解決です。友達からトレーラーハウスを購入し、定住を決めたいすみ市で、タイニーハウス暮らしが始まります。それまで住んでいた家から四分の一程の広さになってしまい、持ち物もダウンサイジング。持ち物と自分の関係を見直すきっかけにもなったそうです。

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お二人目は、フリーランスエディターの増村江利子さん。八ヶ岳の麓、オーナーさんが増築したトレーラーハウスに、自分達で住みやすく、手を加えながら、暮らしています。建築家の旦那様の影響もあって、集まってきた古い材でドアを作ったとのこと。私達も前回作ったので、カワイイから見て、って我が子を自慢する親の気持ち? お二方の楽しそうで、豊かな生活ぶりはここでは全然伝えられないのだけど、タイニーハウスに住むということは、何か人間の原点に立ち返るというか、そんな気がします。そして、家族の成長とともに、季節の移り変わりにあわせて、地域の人達と支えあって、成長してゆくのでしょう。

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午後は大工作業です。いよいよ外壁を鎧張りです!サンダーがけした板を柿渋で塗り、乾いたら下の方から3cm程重なるように張り合わせます。窓の部分は緻密な計算を重ね、ジグソーで切り取り、ぴたりとパズルのようにはめ込みます。玄能(金づち)で釘を打ち込む音が作業場に響きわたります。見た目、三分の一は張り終えたでしょうか。でも、今日はここまでです。皆さん寒い中、お疲れ様でした!

文:津田郁代
写真:三枝ナオミチ
映像:Ben Matsunaga
ゲスト講師:鈴木菜央 増村江利子
講師:安崎勝人 本間広基 佐藤篤